病気でもあきらめない道を作った卵子提供

2020年5月19日 no comments Posted in 健康

好きな男性との間に子供を作るのが、女性にとって最大の喜びになります。
しかし子供を作りたいという願いはあっても、全ての女性がその願いをかなえられるわけではないです。

 

卵子提供とは

その理由の一つに挙げられるのが、子供を作る部分に病気が発見したときです。
子供を作る部分に病気が出来てしまうと卵子が出来ないだけでなく、せっかく受精卵になっても育たない場合もあります。
これまで子供を作る器官に異常があったときには、残念ながら医療技術がなかったためにあきらめるという選択肢しかなかったのです。

しかし医療技術と科学機器の技術が発達し、その問題をクリアすることに成功したのです。
病気があっても子供を産みたいという願いをかなえたクリア方法が、科学機器を使った卵子提供という方法になります。

 

卵子提供の方法

卵子提供がどんな方法なのかというと、病気で子供が育たないと検査で判明したときに医師から受けるかどうかの判断を受けることから始まるのです。

受諾した段階で内視鏡手術を行い、専用のスポイトを使って卵子を吸い取ります。
スポイトで吸い取った卵子は専用の保存液に入れたのちに、専用の冷凍装置で卵子が死なない温度で冷凍保存するのです。

そして長い期間をかけて子供が育たない原因を作っている病気を治療して、しっかりと母体の中で育つ環境になったら冷凍しておいた卵子を解凍して内視鏡手術で戻します。
これによりあきらめる選択肢しかなかったのが、この技術によって産むことが出来るようになったのです。

 

卵子提供の注意点について

しかし実際に卵子提供をするうえで、いくつか注意点があります。
卵子提供自体が新しく開発された技術のため、実際に子供が出来る器官に戻したとしても育つ確率自体はあまり高くはない点です。
もし育たなかった場合において、この治療自体が母体にかかる負担が大きいので何度もできるわけではないというのも重要になります。

1度目が失敗した場合には最終手段として、男性に協力してもらい体外受精をしてから戻すという方法や別の母体に移してもらうことで出産してもらう代理出産という方法を選択する必要があるのです。
さらに命に係わる事案ではないため、実際に治療を受ける際には保険適用外になります。

卵子ドナー

そのため治療を受けるにしても、治療にかかる費用は10万を超えてしまうので負担が大きくなるのです。
それでも産みたいと考えるのであれば、保険適用外の治療負担を少なくする保険サービスがあるので積み立てておくという手段があります。

 

まとめ

卵子提供自体が子供を産むための最終手段であるため、実際に利用する際には注意事項を確認したうえで納得の上で実行することが重要です。