金投資の方法と始め方

2020年10月23日 no comments Posted in 投資

金は古来から世界中で愛されている金属で、高貴な方たちをはじめアクセサリーなどして愛用されるほか、貨幣や室内装飾などにも多く使われてきました。
また金は形を変えやすい金属でもあるので、金箔や金粉などにして使われることもあります。
どれだけ時を経ても輝きを保ち続け、錆びたりすることもないという特徴があり、昔からもこれからも需要が高いく自然界に存在している金属です。

昨今は1g5000円以上と高い価格で取引が行われている

しかしそれでいて、以前に採掘され世の中に流通している金の量も自然界に埋蔵されている量にも限界があり、非常に希少な存在です。
世界中で需要が高いのに量には限りがあるので、金は希少価値の高く昨今は1g5000円以上と高い価格で取引が行われています。
そして需要と供給によって、日々その価格は変動します。
需要が高いのに供給量が少ないので効果ということには変わりはありませんが、それでも価格は高くなる時もあれば低めの時もあります。
金を保持していると、高めの時に売却すればそれだけ高価な価格で買い取ってもらうことができるのです。
そのため金を持っていると大きな財産になるので、購入して金投資をしたいという人は少なくないのですが、1g5000円の時に1kgの金塊を購入するには500万円が必要です。
10gの金貨を購入するにも5万円が必要です。
このように高価なものなので、金塊を購入するということは一般の人なら容易なことではありません。

誰でもできる金投資とは

しかし、誰でもできる金投資の方法があります。
それは金塊のようにまとまった金額で購入するのではなく、毎日少しずつ購入していくという方法です。
金を取り扱う店や証券会社などで利用できる方法で、例えば毎月1万円ずつ積み立てていくと、1年で12万円、10年で120万円分の金が購入できるということです。
また一日に0.1gずつというように、量での積立方法もあります。
金は日々相場が変わっていくので、毎月1万円の積立としても、それを日数で割って購入できる数量を毎日買っていくことになります。
それでも毎月平均相場が5000円なら1か月に2g購入できます。
毎月定額でなく定量で購入する場合は、毎月の購入額が同じではありませんが、どちらの方法にしても積み立てるという買い方なら、誰でも金の購入が可能になります。
積立で金を購入していき、100gになったところでゴールドバーという現物に変えて、自宅で保管しておくということもできるのです。
このような購入方法は、「純金積立」といわれています。

株式会社ゴールドリンク 評判も参考

金ETFという投資方法

他の方法として、「金ETF」という投資方法があります。
それは上場する株式と同じように取引をする方法で、5000円から取引が可能です。
日々の金価格の変動を見て、価格が下がったところで購入し価格が上がれば売却するという方法で、取引所が開いている時間帯ならいつでも取引ができます。
信用取引もできるので、売りから始めることもできるという特徴があります。
実際に金を全く保有していなくても売ることができ、価格が下落しそうな時に買い戻すという方法で売った時の価格と海保度した時の価格に差額が出て、それが利益になるというものです。
金塊など現物の売買だと高い手数料が必要な場合が多いのですが、金ETFの場合は現物取引よりも手数料が低く保管料も不要なので、手軽に投資が始められるというメリットがあります。

実際に現物を持ちたい場合は純金積立がおすすめ

これらのように金投資には、純金積立と金ETF、そして現物を購入するという方法があり、誰にでも始められやすいのが純金積立と金ETFです。
中でも実際に現物を持ちたい場合は、純金積立がおすすめといえます。
積立や金ETFで金投資を行う場合は、証券会社や金属メーカーの口座を作るところから始めます。
金を取り扱うメーカーや証券会社はたくさんありますが、それらのどこで口座を作るかという選ぶときのポイントとなるのは、手数料や保管などにかかる費用と金の保管方法、引き落とし日などです。
積立をするにしても少しずつ金を購入していくので、購入のための手数料や購入した金の保管料、または年会費などが必要になります。

金の保管に関して

金の保管に関しては、所有権を購入者に持たせたままで保管をする「特定保管」と、所有権を取り扱い会社に移行して保管をする「消費寄託」という2種類の方法があります。
そのいずれの方法で保管されるかによっても、保管料や入出金時の手数料などが変わってきます。
これらを判断材料にして口座を作る会社を決めて、口座を作れば金投資が始められます。
積立の場合は毎月定額で行うのか、定量での積立かを選んで自分ができる範囲で数量を決めて登録します。
積立のための資金を入金し、そこから自動的に引き落としがされるのが一般的です。
その引き落とし日を知っておくことで、入金のタイミングなどを考慮することができます。
金ETFに関しては、投資できる銘柄は一つではなく管理会社によっていくつかあります。

まとめ

銘柄によって地金に交換できるところや分配金の有無、信託報酬率などが異なるので、それらのところから比較して選択をすることができます。