「USCPAを取得したい」
「USCPAの資格を取るための費用が知りたい」
「どれぐらい勉強すればいいの？」
USCPAを取得したいと考えているのであれば、この資格試験について十分に知ることから始めたほうが良いです。
最近、日本でも知名度が上がっている資格であることから取得してみたいと考える人が増えています。
資格取得を目指すこと自体は悪くはありませんが、実はこの試験は膨大な費用と勉強時間をかけなければならないことが多いです。
中途半端な気持ちで始めてしまうと、途中で挫折してしまう可能性が高いと言えます。
まずは、費用と勉強時間について正しく理解しておくことが大事です。
USCPAを取得するための費用
USCPAを取得するための費用には、勉強代と受験資格取得費用、受験費用の3つがあります。
勉強代
勉強代は名前の通り勉強に必要となるお金です。
学習方法は人によって異なるものの、テキストや問題集を購入して独学で学習する、もしくはスクールに通って学習する方法になることが多いと言えます。
前者の場合はどれほど購入するかによって費用が異なりますが、数万円程度になることが多いです。
スクールに通う場合、この資格に特化したスクールを選ぶのであれば最低でも30万円が必要となります。
日本では専門のスクールがまだ少なく、費用はまちまちですが、最安値が30万円、最高値が80万円となっていることを知っておきましょう。
もしもスクールを利用するのであれば、数十万円必要だと言えます。
今後新たなスクールが誕生する可能性も考えられるので、その場合は更にリーズナブルなスクールを利用できる可能性もあると覚えておくと良いです。
受験資格取得費用
そして、試験を受けるためには受験資格を取得しなければなりません。
英文成績証明書や英文卒業証明書を発行するための費用、学歴評価料が必要です。
受験費用
受験費用は出願手数料を含めて30万円ほどになります。
不合格となって再受験するときには受験料を再び支払うことになるため、不合格になるほど受験費用は高くなっていくことを覚えておきましょう。
この試験は1度に4科目全てを受験する必要はありませんが、分けて受ける場合はその都度手数料が発生するので費用が高くなります。
スクール利用や受験のために公共交通機関を利用する場合、遠方で試験日に宿泊施設を利用する場合は、更にお金が必要になることも理解しておきましょう。
ちなみに、合格した後の話をしておくと、ライセンスを発行してもらうために9万円が必要です。
勉強時間は一般的に1,000時間必要
勉強時間は一般的に1,000時間必要だと言われています。
これは予備校が公表している数値であり、実際に試験を受けたり合格していたりする人は1,000時間ほど確保していることが分かるでしょう。
あくまでも平均的なものなので、これ以上学習している人も少なくありません。
順調に勉強が進まず1,500時間以上かかってしまう人もいます。
毎週20時間の学習を1年間続けると、ようやく1,000時間達成です。
そのため、学習期間は1年から2年ほどになる人が多いと言えます。
働きながら取得を目指す場合は週に20時間も学習できないと思うかもしれませんが、最低でもこれほど勉強しなければ学習したことをどんどん忘れてしまい、非効率的な学習となってしまうでしょう。
せっかく覚えたことを忘れてしまって復習を何度も行うことになり、なかなか先へ進められないという問題が起こるケースも多いです。
そうなってしまえば、更に長い期間をかけて勉強を続けなければならない状態に陥ってもおかしくないと言えるでしょう。
どれほど学習に費やせるのかということは人によって大きく違いますが、多忙な職場で働いている場合や家族がいる場合などは効率的に学習を続けていくことが難しくなります。
イレギュラーな事態が発生してしまうことで何日も勉強に取り組めなかったり、繁忙期で長期的に十分に勉強できない期間が生まれる恐れもあるはずです。
あらゆることを犠牲にして取り組めば短い期間でも学習が完了しますが、実際にはそうではないので膨大な期間を費やすことになると覚えておきましょう。
まとめ
かかる費用と時間を知ると、生半可な気持ちで取り組んではいけないことが分かるはずです。
トータルで100万円近い費用が必要となるケースは非常に多いですし、1年から2年ほど毎日勉強を継続しなければなりません。
途中でやめてしまえば、それまでの頑張りやお金が無駄になってしまいます。
USCPAを何となく取得したいと考えているレベルであれば、本当に自分は取得したほうが良いのか、最後まで頑張り抜くことができるのか、必要な費用を用意することができるのかじっくりと考えてみたほうが良いです。
もちろん、USCPAを取得しておくことには、活躍の場が広げられたり、キャリアアップを成功させることができたり、周囲から評価されるようになったりするなどのたくさんの恩恵があります。
けれども、期間や費用といった現実的な部分をきちんと理解した上で、本当に試験を受けたほうが良いか考えることが大事だと言えるでしょう。