1,福島へ行ってみる
東日本大震災が発生したのは2011年3月のことです。
福島復興は着実に歩みを進め、かつてのようなインフラや街並みを取り戻しつつあるところもあります。
しかしながら完全な元通りとはいかないのが現状であり、未だに震災による被害の名残を確認できるエリアも存在します。
無論、心の傷が癒えない被災者も数多く、目には映らない苦しみにあえいでいる人もいるのです。
まだまだ復興途中である福島ゆえに、今後も継続的に支援をしていかなければいけませんが、どのような方法で手助けを行うことができるのでしょう。
※参考記事→アトックス求人
漠然と、何かの手伝いをしていきたいと思っても、どんなことを行えば良いのか分からず身動きができない人もいるはずです。
福島復興のためにはどのようなことができるのか、ひとつは福島へと足を運んでみることが挙げられます。
単に震災による被害に見舞われただけでなく、原発問題があるということで足を向けにくく感じる人も少なくありませんが、だからといって敬遠してしまうと福島経済は衰退する一方です。
経済が不活性では復興は近付いてきませんし、人が減ることによって人手不足が起こり、さらなる困窮に陥る懸念があります。
そうした現状を改善するには、まずは人が寄り付くことが欠かせませんので、旅行や観光、買い物など、目的は何でも良いですが、まずは福島を利用するということが第一と言えます。
2,福島県産を積極的に購入しよう
ただ、原発に対して不安を抱く人がいるのも事実です。
安全性の面で心配を払拭できていない面もあり、2018年段階での福島県民に対するあるアンケートでは、放射性物質に対して不安を感じる人が6割以上もいる結果が出ています。
現地の人たちの中にもこうした不安を抱く人が多く、他県からしても同じように懸念される部分でもあるでしょう。
しかしながら、過度の不安を感じる必要はないとも言えます。
というのもリスクあるエリアに関しては区別がされており、開放されているところは安全性が確認されています。
それにもかかわらず過剰に不安視されることで、行き先の候補として福島が選ばれにくい傾向があるのです。
復興のためには、まず日本国民それぞれが安全であることを理解し、積極的に足を向けることが大切です。
一人でも多くの人が福島を訪れることが欠かせませんので、安全を知りイメージを改めていく姿勢が求められます。
現地へ行くことが難しいようなら、産地物を購入することでもサポートをすることができるでしょう。
例えば福島県産の食品を買うことによって経済面から支援することが可能です。
この点においても、口にしても問題がないのか懸念されるところですが、当然の如くしっかりと検査をした上で出荷がされていますので、危険な物が流通している心配は無用と言えるでしょう。
それにも関わらず、福島県産というだけで不安視し、時には風評被害までも発生することがありますが、無暗に危険視する姿勢こそが福島復興を妨げますので注意が必要です。
3,ネガティブな情報を払拭する
特にSNSといった情報媒体では心無い発信がされるケースも少なくありません。
そうしたネガティブな情報、しかも安全であることに対して、危険と言ってしまう、言わば誤りのある情報を発信するのは復興の歩みを弱める重大な阻害行為です。
復興のためには安全な物は安全としっかりとアピールしていくことが欠かせませんので、闇雲に危険と考えるのではなく、産地物を楽しみつつ、安全ということも伝え広げていくことが大切と言えます。
現状を知ろうとする姿勢を持つ、これも福島復興への足掛かりとなる支援のひとつに挙げられます。
メディアでも福島の今が語られることもあり、そこから情報を得る人も少なくないでしょう。
しかしながらこうした情報は一部にしか過ぎず、受け手になっているだけでは福島のリアルを知ることは難しいです。
そして今の情報への知識が不足することにより、不安をぬぐい切れなかったり、福島への興味が薄れてしまったりすることも考えられます。
復興を促進させるには、日本全体が福島への正しい知識を備えることが大切で、そのためには積極的に情報収集をする姿勢を持つことが肝要です。
今はこんな状況で、ここまで復興をしてきたなどの、タイムリーな情報を得るように努めることで意識を変えていくことができ、福島に対するネガティブな印象もぬぐっていけるようになるはずです。
できれば得た情報を発信していくことも望ましいです。
ネガティブな情報が発信されることで不安を感じる人が増えていくのと同じように、ポジティブな情報を発信すれば安全なエリアという正しい情報を持つ人が増えていきます。
そんなに危険な場所ではないということを知り、そして福島に興味を持って足を運ぶなどすることで、それが復興への足掛かりとなっていくのです。
したがってまずはそれぞれが福島をもっと知ることを心掛けることが必要で、徐々に印象を変えていくことで復興を底上げすることができるはずです。